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2023年の活動報告

関西合同三田会泉州大会(2023年11月12日)

関西合同三田会泉州大会が、世界遺産、百舌鳥・古市古墳群を擁する堺の地で盛大に開催されました。
「ひもとけば堺」をテーマに、堺市博物館学芸員の白神典之氏のご講演、斬新なお茶による乾杯、堺の太鼓のパフォーマンスと、堺の歴史や文化を存分に味わう一日でした。
塾歌斉唱で開けた第一部の式典では、まず伊藤公平塾長より、直近の塾の活躍と状況の紹介がありました。政財界で活躍する世界的な要人を招いての数々のシンポジウムの開催、運動部の目覚ましい活躍、またスタートアップ企業の振興では慶應が日本をリードしていることなど、卒業生として誇らしい内容でした。一方で塾長は、慶應の理念である「全社会の先導者たらん」を引いて、「慶應には、世界をより良い方向へ先導していく使命がある」との決意を述べられ、その達成のためには財政面のサポートが必要であるとのことでした。ご承知のように、私たち関西婦人三田会は、毎年奨学金という形で塾を支援しています。会員の皆様の協力と理解に深く感謝です。
第二部では地元の海の幸山の幸をブッフェ形式でいただきながら、歓談の時間がもたれました。あちこちのテーブルに分かれてらっしゃったKLAの皆様と塾長を囲んで写真を撮ることもでき、楽しいひと時でした。そして今回は若き血のみでなく、種々多様な慶應の歌を肩を組みながら歌いました。その間約20分!コロナ中は叶わなかった久しぶりの応援歌とあって大変盛り上がった時間でした。最後は次回主幹事の和歌山三田会より2024年大会の案内をいただき閉会となりました。泉州慶應倶楽部は現在120名ほどで、若い会員が増えているとのことでした。今回の催しの司会も若いお二人が務めてらっしゃいました。若い卒業生にも三田会の精神が引き継がれていることを大変頼もしく感じた泉州大会でした。     

(幹事会 記)

              



秋の集いin 明日香村(2023年10月12日)

素晴らしい秋晴れのもと、奈良の明日香村にてKLA秋の集いを開催しました。満員御礼の20名が、関西の各地からおのおの期待を胸に橿原神宮前駅に集いました。
そして奈良まほろばソムリエの会員様のアテンドで、向原寺、水落遺跡、飛鳥寺と、いにしえの面影が色濃く残る飛鳥の地をゆっくりと、でもやっぱりにぎやかに!巡りました。深い知識と鋭い考察、それに奈良への大きな愛にあふれる語りに耳を傾けながら歩みを進めていると、まるで1400年の時を超えて、かつての飛鳥の地に自分が立っているよう不思議な気持ちになりました。目を上げれば四方に山が連なり、古代の人々も同じ山並みを見ていたのかと思うと何とも言えない感動で胸がいっぱいになりました。
飛鳥時代をそのまま残す遺構、黄金色の稲穂が秋風に揺れるあぜ道、静かにたたずむ日本最古の仏教寺院、目にも美味しい古民家の懐石、そして薄ピンクのコスモスの群生、、、とこれぞ「日本」を堪能した一日でした。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。そして企画案内をしてくださった会員様に心から感謝です!

(幹事会 記)

              



KLA2023年度定期総会&懇親会(2023年5月13日)

さわやかな初夏の風がふく中、「2023年度定期総会及び懇親会」が開催されました。会場はスイスホテル南海大阪の「白鳥」の間。ホテルのご厚意で広々とした宴会場をご準備いただきました。昨年度も「総会」は開催されましたが、お食事を皆様でご一緒する「懇親会」の実施は実に2019年以来です。
当日は25名の会員様、そしてお一人のビジターさんがご参加くださり、46名様の委任状と合わせて無事に総会が成立しました。幹事会から、2022年度の活動報告、会計報告を申し上げ、また2023年度の予算案も皆様より承認いただきました。今回は特に、これからのご案内の方法や広報活動(ホームページ)について幹事会からご提案申し上げ、会員の皆様からも貴重なご意見を賜りました。短い時間ではありましたが、KLAのこれからのために一同で考えるよい機会となりましたこと、嬉しく思います。
続く懇親会では、ホテル特製のランチをいただきながら歓談の時をもちました。3年のブランクを埋めるがごとく、どのテーブルからも賑やかなおしゃべりが聞こえていました。歓談の合間には、昨年から今年にかけて入会くださった3名様よりご挨拶を頂戴しました。これから多くの会員様と懇親を深めていただきたいと思います。
また、今年の関西合同三田会の主幹である泉州慶應倶楽部からもゲストがお越しくださり、泉州大会を存分にアピールくださいました。秋には是非多くの方に泉州大会に足をお運びいただきたいと思います。
懇親会の終盤では今年のKLAの「秋の集い」を奈良で催すことを発表しました。詳細はおってご案内致しますが、皆様のご参加をお待ち致しております。
長い長いトンネルを抜け、無事に総会と懇親会を開催できましたこと、会員の皆様のご協力に感謝申し上げます。今回はご一緒することが叶わなかった皆様にも、近いうちにお目にかかれますように。どなたでもあっという間に打ち解け、そして世代を超えて交流ができる、それがKLAを唯一無二の存在にしているとあらためて感じた総会でした。

(幹事会 記)

              



KLA創立50周年祝賀新年会(2023年1月28日)

二年遅れの祝賀会 ―創立50周年を祝ってー

今年の新年会は実に三年ぶり。本来なら二年前に迎えていた創立50周年の祝賀会も兼ねる内容にしようと決めて、幹事一同準備を進めて参りました。そのために私たちは、@少しぜいたくでも華やかな空間を創ろうA創立記念祝賀会にふさわしいゲストスピーカーをお呼びしようBKLAが歩んできた50年を関西合同三田会の中に位置付けよう、という三本の柱を立てました。

@は英国の格調高い室礼が魅力的なザ・リッツカールトン大阪に決まりました。ホテル提供の会場とお料理にご満足頂けたでしょうか。各テーブルの席札は私たちでデザイン、製作したものでした。恒例の福引も今回は空くじなし、「大阪の駿河屋」さんのカラフルなミニ羊羹セットをご用意しました。「大阪の駿河屋」さんには、詰め合わせのお菓子とお土産の栗羊羹までご寄付下さいまして、心よりお礼申し上げます。ピスタチオ味の羊羹は珈琲にぴったりでした。
Aはもっとも重要な柱ですが、女性の同窓会として歩んできたKLAの会員であり、男女雇用機会均等法施行以後、働く女性の代表のお一人として活躍めざましい小川さんに迷うことなく決まりました。問題は多忙をきわめる彼女がお引き受け下さるかどうかでしたが、すぐに「いいですよ」とのお返事を頂けたことがとても嬉しかったです。小川さんには、改めてお礼を申し上げます。

Bについては、大阪慶應倶楽部をはじめ関西合同三田会所属の各会のお一人を代表としてお招きして、共に祝って頂くのはどうかとの結論に達しました。当会始まって以来の試みですから、「僭越である」「敷居が高い」「果たして来ていただけるのか」「どのようにおもてなしをすればよいのか」などと、不安が先行しました。しかし、私たちも関西合同三田会の一員であり、さまざまな形の役割を担ってきたことは間違いないので、お声をかけるだけでも意味がある、どなたでもいいから来て下さればとの思いで、ご招待状を発送いたしました。結果は、予想に反し、各会の会長、評議委員長、副会長、幹事長12名のご来駕を賜り、喜びを上回る責任も感じた次第です。当日は幹事長が準備してくれたリボンの花をご来賓に付けて頂き、三つのテーブルで和やかな交流を持つことができました。

「感性価値創造への挑戦」というタイトルの小川さんのご講演では、パナソニック入社以来、音響という、人の心へはたらきかけ、感動をもたらす世界が持つ「感性価値」、それを創造することを挑戦と捉え、テクニクスブランドの復活を達成した、そのプロセスを力強く、楽しそうに語って下さいました。ジャズピアニストとしても一線でご活躍の小川さんの信念を改めて知ることもできました。「音は一瞬にして消えてしまうが、音楽は永遠を感じる。記録、再生という技術開発には責務がある」という言葉がとても印象に残っています。

懇親会では、大阪慶應倶楽部様より乾杯のご発声を頂きました。その後、各会から頂戴した祝辞も温かく、ありがたいものばかりでした。最後に泉州慶應倶楽部会長より、今秋の関西合同三田会泉州大会のご案内があり、11月の堺での再会を期して閉会となりました。

今回はコロナへの不安が吹っ切れないままの新年会でしたから、例年より、小さい規模でしたが、そのような中、ご参加下さったKLAの皆様のお力は何馬力にも感じて心強く、励みともなりました。本当にありがとうございました。
五月より新型コロナウィルスはその扱いが第5類へと移行します。三年間の自粛生活がもたらした停滞感を少しずつ払拭して、元通りの、いえ新たなKLAの活動を再開したいと思います。女性による、女性のための会の存在意義を、もう一度皆様とともに考え、52年目の一歩を踏み出せればと願っています。次は総会でお待ちしております。

(米澤洋子 記)